マタイ3章 主がわたしに用意しておられる道
そのころ、洗礼者ヨハネが現れて、ユダヤの荒れ野で宣べ伝え、「悔い改めよ。天の国は近づいた」と言った。(マタイ3:1-2)
クリスマス物語に続いて、洗礼者ヨハネが登場します。祭司ザカリアとエリサベトの息子として生まれた洗礼者ヨハネは、おそらく父親と同じく神殿で主に仕える祭司になることが期待されていたでしょう。しかし、主はヨハネに別の人生を用意しておられました。
それはやがて来られる主イエス・キリストの道を整えるためのものでした。ヨハネは、ヨルダン川で人びとに悔い改めの洗礼を授けながら、これから自分より優れた方が来られることを伝えます。
主イエスがヨハネのところに、洗礼を受けるために来られました。自分の方が主イエスから洗礼を受けるべき存在であることを知っているヨハネは、主イエスの申し出に困惑しますが、結局、言われるとおりにします。そしてそれはまさにヨハネのなすべきことでした。
「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」。王の即位に用いられる詩編の言葉が天から聞こえます。このとき主の道を準備する洗礼者ヨハネの司式によって主イエスがまことの救い主として立てられました。
さて、主なる神は、私たちにもそれぞれに歩むべき道を用意しておられます。主の定められた道をまっすぐに歩む人は幸いです。
【祈り】 主よ、私たちが主の御声に聴き従い、主が示される道を歩めるように信仰を増し加えてください。
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