月刊誌リジョイス 聖書日課 2022年11月21日(月)

2ペトロ1-3章 神の忍耐に応えて福音を伝える

  

ある人たちは、遅いと考えているようですが、主は…一人も滅びないで皆が悔い改めるようにと、あなたがたのために忍耐しておられるのです。(2ペトロ3:9)

 教会の最初の頃、信徒たちは、キリストの再臨の日がすぐに来ると考えていました。しかし、なかなか再臨が実現しないのを見て、「主が来るという約束は、いったいどうなったのだ」と言う人たちが出てきました。再臨を遅いと考える人たち、再臨を疑う人たちがいたのです。

 今日に至るまでキリストの再臨は来ていませんから、この問題は私たちにとっても無視できません。しかし、時間を支配しておられるのは神です。「主のもとでは、一日は千年のようで、千年は一日のようです」(3章8節)とあるとおりです。早いとか遅いとか、人間の時間の尺度ではかることがそもそも間違っています。

 神は再臨を遅らせておられるのではなく、皆が悔い改めるようにと、私たちのために忍耐しておられるのです。ここで「忍耐」は「寛大」という意味の言葉です。皆に悔い改めて救われてほしいという神の熱心、忍耐・寛大な愛のゆえに、まだ再臨が来ていないということです。

 私たちにとって今は、再臨の時を推し測る期間ではありません。そうではなく、主の忍耐に応えて、周囲の人たちに福音を伝えるために、主の御業に参加していく大切な期間なのです。

 【祈り】 主よ、あなたの忍耐によって今の時があることを感謝します。この時に精一杯あなたに仕えさせてください。

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