月刊誌リジョイス 聖書日課 2022年11月 6日(日)

詩編119編57-176節 ひと足またひと足導きたまえ

  

あなたの御言葉は、わたしの道の光
わたしの歩みを照らす灯。(詩編119:105)

 今、私たちは苦難の時を生きています。戦争、気候変動による自然災害や飢餓、疫病、腐敗した政治などのニュースが毎日のように私たちに届けられています。これらのことは私たちの家計のこと、家族のこと、仕事にまでさまざまな影響を及ぼしています。「この先どうなるのか、わからない」と私たちは心の中で呟きながら生きていることがあります。このような時を私たちはどのように生きれば良いのでしょうか。

 このような私たちに、きょうの詩編の御言葉は、神の御言葉、聖書こそが「わたしの道の光」と語ります。歩む道は、どうやら明るい昼間の道ではありません。漆黒の闇に覆われてしまった夜の道です。しかし、この行く道を照らす光が与えられていると言うのです。

 ところで、この光は、どのような光なのでしょうか。遥か遠くを照らすサーチライトのような光ではありません。「灯」、わずかな光でしかありません。しかし、この光があれば、一歩一歩、歩みを続けることはできるのです。いや、私たちは、この聖霊と御言葉の光に導かれて、終わりまで歩むことができます。

 「行くすえ遠く見るを、願わず。よろめくわが歩みを守りて、ひと足、またひと足、導き、行かせたまえ」(讃美歌21・460番)。

 【祈り】 神よ、きょうも行くべき道を御言葉の光によって照らしてください。

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