月刊誌リジョイス 聖書日課 2022年10月 8日(土)

ホセア11-14章 壊れているけど捨てられない

  

ああ、エフライムよ
お前を見捨てることができようか。
イスラエルよ
お前を引き渡すことができようか。

わたしは…
憐れみに胸を焼かれる。(ホセア11:8)

 皆さんの腕時計は正確ですか?時計の役割は、正確な時間を示すことです。もし自分の腕時計が壊れてしまい、これ以上時計としての機能を果たさないとなれば、やがて捨てるでしょう。

 しかし、もしその腕時計が、あなたにとってただの時計ではなく、婚約式の日に愛する人と交換した時計だったとしたらどうでしょう。10年目や20年目の結婚記念日に愛する人とお揃いで買った時計だったとしたらどうでしょう。それでも、正確な時間を示さなくなったら、もう用はないと言って捨てますか?高い修理代を払ってでも、大事に持っておきたいのではないでしょうか。

 神は、イスラエルの民が役に立つ存在だから愛されるのではありません。お利口さんだから導かれるのでもありません。「エフライムの腕を支えて歩くことを教えたのは、わたしだ」(3節)。エフライムとは北イスラエルのことです。親が幼い我が子の両手をもって、あとずさりしながら一歩一歩、歩くのを教えるように、神はエフライムを育てました。特別な我が子だから、神はエフライムを見捨てることはなさいません。イスラエルを引き渡すなどできません。

 あなたも神の特別な「我が子」です。どのようなあなたでも、神はあなたを見捨てることができません。

 【祈り】 主よ。神の子どもとして生きる幸いを、もっと深く教えてください。

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