月刊誌リジョイス 聖書日課 2022年9月20日(火)

エゼキエル34章 羊のために労する真の羊飼い

  

わたしは彼らのために一人の牧者を起こし、彼らを牧させる。それは、わが僕ダビデである。彼は彼らを養い、その牧者となる。(エゼキエル34:23)

 きょうの箇所では、「イスラエルの牧者たち」と言われるユダ王国の指導者たちが問われています。これらの牧者たちは羊の群れである民を養うのではなく、かえって自分自身を肥え太らせ、過酷に群れを支配します。挙句の果てに、哀れな羊は散らされ、野の獣の餌食にされてしまいます。

 しかし、羊には良い羊飼いがいなければなりません。そこで主は、「わたしは自ら自分の群れを探し出し、彼らの世話をする」と言われます(11節)。真の羊飼いである主は、群れの養いと憩いのため、群れを尋ね求め、連れ戻し、包み、強くする働きにその身を惜しまず献げます。

 また同時に、その羊飼いは「一人の牧者」、「僕ダビデ」と呼ばれて、ただ一人の人が群れに真の憩いを与えることも明らかにされています。

 主と等しい方であられ、ダビデ家の子孫であられるイエス・キリストこそ、過酷な世で生きる私たち罪人をご自身の平安の内に憩わせてくださる方です。この方こそ、群れの養いのために、その身を捨てられた真の牧者です。

 主イエスが次のようにお語りになられます。「わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる」(ヨハ10章11節)。

 【祈り】 あなたがお遣わしくださった真の羊飼いによって、私たちの魂に真の憩いと平安を与えてください。

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