月刊誌リジョイス 聖書日課 2022年9月13日(火)

エゼキエル4章 神の民を覆う深刻な罪

  

「大麦のパン菓子のようにそれを食べなければならない。それを人々の目の前で人糞で焼きなさい。」(エゼキエル4:12)

 イスラエルの民に主の言葉を語るように召されたエゼキエルは、不思議なことにれんがの上に都エルサレムを刻むように命じられます(1節)。これを包囲し、陣営を設けて、城壁を崩すための破城槌を配備するようにと言われるのです(2節)。

 これらはすべて、主がエルサレムに敵対しており、その結果実際にこの都が敵によって包囲され、攻め滅ぼされることを示しています。エゼキエルという預言者は、ただ主の言葉を語るだけではなく、このような象徴的な行為を繰り返し主から命じられた預言者でした。

 彼は、イスラエルとユダの罪をそれぞれの期間身を横たえて負わねばならず、縄がかけられるためその期間寝返りを打つことも許されません。その間彼には僅かな食糧しか許されず(9〜11節)、しかもそれらを人糞で焼いて食べるようにと命じられるのです。このように、やがて民は敵に攻められる中で水や食料に欠乏し、追いやられた先の国々で汚れたパンを食べることになります。

 ここでエゼキエルに命じられた行為の内容の厳しさからも、民の罪がどれほど醜いものであったかを突きつけられます。私たちに必要なことも、自らの罪深さの中で、悔い改めて心から主に立ち返ることです。

 【祈り】 神よ、あなたに反逆する愚かな罪人を心からあなたに立ち帰らせてください。

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