月刊誌リジョイス 聖書日課 2022年9月 8日(木)

2テサロニケ2-3章 動揺しないでしっかり立とう

  

主の日は既に来てしまったかのように言う者がいても、すぐに動揺して分別を無くしたり、慌てふためいたりしないでほしい。(2テサロニケ2:2)

 パウロがテサロニケの人びとに宛てた手紙には、いずれもキリストの再臨について書かれています。2節では、キリストの再臨について広まっている偽りのニュースを正面から取り上げています。この噂は、テサロニケの若い群れの信仰の基盤を揺るがしました。心に疑いと恐れを与えてしまったのです。そこでパウロは彼らの注意を神の御業に向けさせて、励ましています。

 「動揺」と訳された言葉は「揺り動かされる」という意味で、地震や津波のような激しい動きを指します。テサロニケの群れで起こっていたことは、物事がうまくいくかどうかについての穏やかな疑問ではありません。信仰的な確信を揺るがす疑念の地震であり、その結果、群れに大きな破壊をもたらしていたのです。

 パウロは、神への信頼を揺るがされたり、キリストによる救いの確信を惑わされたりしないように勧めます。「どうか、主が、あなたがたに神の愛とキリストの忍耐とを深く悟らせてくださるように」(3章5節)。神の愛とキリストの忍耐を思い起こして、固く立つよう励まします。

 私たちも、救いの岩の上にしっかりと立ち、希望を将来に持って歩み続けましょう。

 【祈り】 主よ、終末の不安に捕らえられることなく、キリストにある真実と希望に固く立てるよう、私たちを力づけてください。アーメン

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