月刊誌リジョイス 聖書日課 2022年9月 4日(日)

詩編102編 わたしは新しく創造されました

  

後の世代のために
このことは書き記されねばならない。
「主を賛美するために民は創造された。」(詩編102:19)

 詩人は、「主よ、わたしの祈りを聞いてください」(1節)と神に呼びかけ、自身の病の苦しみを語ります。「骨は炉のように焼ける」、「心は草のように乾く」、さらに「わたしは呻き、骨は肉にすがりつき」(4〜6節)と続け、パンをすら食べることができない病状であることを語ります。病に罹り、骨と肉がくっついてしまうほどに衰弱している厳しい状況です。

 しかし、詩人は自分自身をシオンの回復に重ね合わせるようにして語ります。「主はまことにシオンを再建し、栄光のうちに顕現されます」(17節)。シオンの民が捕囚から解放され、やがてエルサレムに帰還して、主の御名を唱え、主を賛美することを望み見ています(22節)。それゆえに、後の世代に託する言葉を語ることができました。「主を賛美するために民は創造された」。たとえ病のために人生の半ばで取り去られたとしても、主を信じる後の世代が、主を賛美する新しい民として創造されるとの希望です。

 きょうという一日、私たちもまた、後の世代の民として、キリストに結ばれて生かされています。どんな状況の中でも、神を賛美するために新しく創造された教会の民であることを改めて思い起こします。

 【祈り】 神よ、わたしはキリストに結ばれて新しく創造されました。どうかこのわたしを用いてください。

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