月刊誌リジョイス 聖書日課 2022年8月30日(火)

エレミヤ34-39章 その日に神はあなたを救い出す

  

「しかし、その日に、わたしはあなたを救い出す、と主は言われる。あなたが恐れている人々の手に渡されることはない。」(エレミヤ39:17)

 南ユダの最後の王ゼデキヤは、「主の目に悪とされることをことごとく行った」(王下24章19節)と言われる王ですが、一方でエレミヤを保護した王でもありました。

 エレミヤが、バビロンに降伏しないとこの国は滅びると言って人びとの怒りを買い、死の危険に晒されたとき、王は、彼を監視の庭に拘留しました。

 拘留という形で、エレミヤは保護されますが、そこでも彼は役人たちから命を狙われ、水溜めに投げ込まれます。そんなときに、クシュ人の宦官エベド・メレクは、その状況を王に報告します。それを聞いた王は、エベド・メレクにエレミヤを助けるように命じます。エレミヤは、こうしてこのクシュ人の宦官によって助けられました。

 やがて国が滅ぼされるときが来ます。しかしそのとき、征服者であるバビロンの王ネブカドネツァルは、エレミヤを「連れ出し、よく世話をするように」と言って、彼を解放します。

 このように不思議にエレミヤは守られました。それは神の言葉が保存されるためであり、聞かれるためです。「わたしがあなたと共にいて、救い出す」とかつてエレミヤは神に語りかけられました。エレミヤは、この真理を身をもって経験したのです。

 【祈り】 神様。私たちも今、あなたの歴史を貫く言葉に生かされていることを感謝いたします。

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