月刊誌リジョイス 聖書日課 2022年8月13日(土)

使徒13-14章 伝道旅行(1)生ける神に立ち帰る

  

「あなたがたが、このような偶像を離れて、生ける神に立ち帰るように、わたしたちは福音を告げ知らせているのです。」(使徒14:15)

 主は異邦人をも救いへ導いていかれました。神の大きな御心を悟った人びとは、異邦人に福音を語り、アンティオキア教会を設立しました(11章20節)。設立されたアンティオキア教会は礼拝をしている中で聖霊の促しを受け、バルナバとパウロを送り出します。これがいわゆる「第一次伝道旅行」と呼ばれる旅です。

 この旅で、パウロとバルナバは異教の地ならではの難しさに直面します。リストラという町に訪れたときのことでした。パウロよって足の不自由な男が癒されました。その光景を見て、群衆は声を張り上げ、パウロとバルナバを「ヘルメス」、「ゼウス」というギリシアの神々とみなし、拝もうとしたのです。パウロとバルナバは憤りながら彼らに訴えかけました。「わたしたちも、あなたがたと同じ人間にすぎません。あなたがたが、このような偶像を離れて、生ける神に立ち帰るように、わたしたちは福音を告げ知らせているのです」(14章15節)。

 人を神格化することはよく起こります。神を礼拝するために造られた私たちの心が歪められているからです。生ける神に立ち帰りましょう。私たちに救いを与えてくださるのは、天地の造り主である生ける神お一人だけです。

 【祈り】 神様。この世はあらゆる偶像で満ちています。私たちを導き、生けるあなたへと立ち帰らせてください。

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