月刊誌リジョイス 聖書日課 2022年8月12日(金)

使徒10-12章 主は異邦人にも賜物を

  

この言葉を聞いて人々は静まり、「それでは、神は異邦人をも悔い改めさせ、命を与えてくださったのだ」と言って、神を賛美した。(使徒11:18)

 使徒言行録10、11章に記されている物語は、私たちに主の福音の広がりと大きさを教えています。

 ペトロもヨハネも、エルサレム教会の人びとも、ユダヤ人だけに福音を伝えていました。まさか主イエスの救いが異邦人にもあてはまるとは思っていなかったことでしょう。この閉ざされていた扉が、主によって開かれました。主はペトロと異邦人コルネリウスを幻によって引き合わせられました。それはペトロを通して、異邦人コルネリウスと彼の家族、友人たちに福音を伝えるためです。ペトロはこれが主の御心であると確信し、彼らに福音を語り、洗礼を授けました。当然、エルサレム教会の人びとはペトロを非難します。しかし、ペトロは雄弁に答えました。「こうして、主イエス・キリストを信じるようになったわたしたちに与えてくださったのと同じ賜物を、神が彼らにもお与えになったのなら、わたしのような者が、神がそうなさるのをどうして妨げることができたでしょうか」(11章17節)。

 救いは、異邦人をも包み込む。これは神の御心でした。神の御心を拒む道はありません。福音はきょうも私たちを包み込みます。私たちは今、確かに主の救いの中に入れられているのです。

 【祈り】 主よ。あなたの救いは異邦人をも包み込みます。あなたの救いの大きさをきょうも仰がせてください。

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