月刊誌リジョイス 聖書日課 2022年8月 4日(木)

イザヤ55章 御言葉の力の確かさに立つ

  

それはわたしの望むことを成し遂げ
わたしが与えた使命を必ず果たす。(イザヤ55:11)

 40章から始まる捕囚からの解放の約束は55章で結びを迎えます。 主に立ち帰るなら、「豊かに赦してくださる」(7節)。だからわたしのもとに来て命を得よ(3節)と、神は逆らう民に繰り返し悔い改めを呼びかけられます。神は悔い改める者を喜んで受け入れると言われます。

 しかし、その根拠は、どこにあるのでしょうか。神がダビデと結ばれた「とこしえの契約」(3節)、すなわち、ダビデに約束された変わらない恵みこそが、その根拠です。ダビデを代表として民との間に結ばれた契約に基づく罪の赦しは、御言葉の力の確かさによって裏づけられます。雨や雪がひとたび天から降るならば、それらがむなしく天に戻ることは決してありません。地を潤し、芽を出させ、食べる人に糧を与えるという神の使命を必ず果たします。そのように神が語られた言葉は、「むなしくは、わたしのもとに戻らない」(10節)。必ず神の望まれる使命を成し遂げるのです。「あなたたちは喜び祝いながら出で立ち、平和のうちに導かれて行く」(12節)という解放の告知は、キリストにある罪からの解放の確かさと喜びの先取りなのです。

 それゆえ、きょうも御言葉の力に信頼して、神の国を目指して歩み続けようではありませんか。

 【祈り】 神よ、御言葉の確かな力と約束に支えられて、悔い改めの恵みにあずかることができますように。

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