月刊誌リジョイス 聖書日課 2022年4月22日(金)

ヨシュア14章 主に従いとおす恵み

  

『あなたがわたしの神、主に従いとおしたから、あなたが足を踏み入れた土地は永久にあなたと、あなたの子孫の嗣業の土地になる。』(ヨシュア14:9)

 カナンの地をほぼ占領したヨシュアは、主がモーセを通して命じられたように、各部族に嗣業の土地を割り当てました(2節)。

 しかし、カレブには特別な土地が与えられました。それがヘブロンです。というのも、カレブはイスラエルが最初にカナンに侵入しようとした時、偵察のために遣わされた者の一人ですが、他の者がアナク人を見て侵入するのに反対した中、カレブとヨシュアだけは、主に従ってカナンに入ることを主張しました(民数13、14章)。それゆえ主は、カレブが足を踏み入れた土地をカレブと子孫に与えることを約束なさったのです。この時以来、カレブは一貫して主に従いとおしてきました。

 どのような時にも主に従いとおすことは決して容易なことではありません。強い忍耐が必要です。しかし、「忍耐は練達を、練達は希望を生む」のです(ロマ5章4節)。主に従いとおしたカレブの忍耐は、まさに練達と希望を生み出し、嗣業の土地を得ることができました。

 約束の地を目指して、主に従いとおしたカレブの姿は、私たち信仰者のあるべき姿を表しています。私たちもまた最後まで主に従いとおす恵みのなかで、神の国と永遠の命を嗣業として与えられるのです。

 【祈り】 心挫けるような試練の中でも、主の約束を信じ、最後まで従いとおすことができますように。アーメン

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