月刊誌リジョイス 聖書日課 2022年2月 4日(金)

出エジプト19章 主の宝、祭司の王国、聖なる国民

  

「あなたたちはすべての民の間にあって
わたしの宝となる。

あなたたちは、わたしにとって
祭司の王国、聖なる国民となる。」(出エジプト19:5-6)

 エジプトでファラオの奴隷であったイスラエルの人びとがシナイの荒れ野に到着しました。ここで彼らは新しいアイデンティティを与えられます。主は彼らに「わたしの宝となる」「わたしにとって祭司の王国、聖なる国民となる」と言われます。主の大切な宝とされて、主と国々の間を執り成す祭司としての役割を果たし、聖なる国民として世の罪に流されずに歩むのです。

 そのための条件が「契約を守る」ということです。これは救われるための条件ではありません。イスラエルはすでにエジプトから救い出されました。むしろ新しいアイデンティティで歩み続けるための条件と言ってよいでしょう。実際のところ、契約を守って歩まなければ、罪にまみれて聖なる者とは呼べなくなります。自分が主の契約から離れてしまえば、人びとを主に執り成すこともできません。もはや宝としての輝きが失われてしまうのです。

 主は契約を与えるためにシナイ山に降られます。山は厚い雲で覆われ、角笛の音が鳴り響き、煙に覆われます。主が火の中を山の上に降り、山全体が激しく震えます。モーセの語りかけに主は雷鳴をもって答えられました。この激しさに契約を与える主の情熱が感じられます。

 【祈り】 主よ、キリストによる恵みの契約に入れられた私たちを宝の民、祭司、聖なる国民として歩ませてください。

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