ミディアンの地で羊を飼って暮らしていたモーセを、主はエジプトのファラオのもとに遣わそうとします。イスラエルの人びとの苦しみを見て、その叫びを聞き、痛みを知ったからです。しかし、モーセは「わたしは何者でしょう」と言って拒否します。自分がイスラエルの人びとを導き出すことなどできるわけがないと思ったのです。それに対して主は、「わたしが必ずあなたと共にいる」とお答えになります。あなたが何者であるかが問題なのではありません。だれが共にいてくださるかのほうが重要なのです。主が共にいてくださるから、イスラエルをエジプトから導き出すという主の救いのご計画が実現します。神は言われた。「わたしは必ずあなたと共にいる。このことこそ、わたしがあなたを遣わすしるしである。」(出エジプト3:12)