月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年11月24日(水)

詩編139編 わたしを究める

  

神よ、わたしを究め
わたしの心を知ってください。
わたしを試し、悩みを知ってください。
御覧ください
わたしの内に迷いの道があるかどうかを。
どうか、わたしを
とこしえの道に導いてください。(詩編139:23-24)

 あなたは自分自身のことをどこまで知っているでしょうか。自分のことは自分自身が最もよく知っている、と言いたいところですが、いかがでしょう。私たちには先のことが明らかではありません。明日がどうなるかすら知らないのです。では、前のことならすべて知っている、と言えるでしょうか。生まれる前のことなど、聞かされて知っていることはあっても、この命のルーツを、本当の源まで知って生きているでしょうか。

 今、あなたの心の奥底では何を考えているか、今、言おうとしている言葉がどういう影響を及ぼすか、はっきりと知っているでしょうか。

 こう考えつつこの詩編を読むと、「わたし」は自分が思っているよりももっと長く生きており、深く悩んでおり、手厚く守られており、また高められる可能性があるようです。神を知るとき、「わたし」を究めることになります。

 進路で迷う時、結婚問題で悩む時、召命観を確かめる時、上記の祈りを自分の祈りとすることがあると思います。「わたし」を最も長く、最も深くご存じの神が、悩みのスパイラルの細部まで探りつつ導いてくださいます。

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