月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年11月21日(日)

マルコ12章38-44節 だれよりもたくさん入れた人

  

「皆は有り余る中から入れたが、この人は、乏しい中から自分の持っている物をすべて、生活費を全部入れたからである。」(マルコ12:44)

 主イエスは、弟子たちとエルサレムの神殿を訪ねます。主イエスは賽銭箱(献金箱)の向かいに座って、群衆がそれにお金を入れる様子を見ておられます。主イエスがその様子をいつまで見ておられたかは分かりませんが、大勢の人が神殿を訪ねる際に自分が用意したお金を献金箱に入れる様子をずっとご覧になっていたのでしょう。

 その様子を観察した主イエスは弟子たちに一つ教えています。それは神殿を訪ねる際に、献金箱にお金を入れた多くの人々の中で一人の貧しいやもめが行ったことでした。私たちは主イエスが弟子たちに語られた御言葉(42、43節)を通して、献身の姿勢が何なのか、また一人の貧しいやもめのように献身のしるしの一つとして献金する喜びを教えられます。

 献金は献身のしるしの一つです。献身とは自分を献げるという意味です。教会で用いられる献身とは、自分のためではなく、創造主であり、救い主である神のために自分を献げることです。一人の貧しいやもめは、自分のために何を食べようか何を飲もうかと悩むより、自分が持っている物を神に献げることを選びました。彼女と同じようにそれを実践することを願います。

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