月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年8月29日(日)

ヨハネ6章56-69節 父の招きによって与えられる命のパン

  

「父からお許しがなければ、だれもわたしのもとに来ることはできない」
…イエスは12人に、「あなたがたも離れて行きたいか」と言われた。シモン・ペトロが答えた。「主よ、わたしたちはだれのところへ行きましょうか。あなたは永遠の命の言葉を持っておられます。」(ヨハネ6:65-68)

 「わたしは命のパンである」というイエス・キリストの教えを聞いた弟子たちの多くが、「実にひどい話だ。だれがこんな話を聞いていられようか」と言って、主イエスから離れて行きました。そこで主イエスは12人に、「あなたがたも離れて行きたいか」と問われます。すると、シモン・ペトロは、「主よ、わたしたちはだれのところへ行きましょうか。あなたは永遠の命の言葉を持っておられます」と答えて、留まります。

 「あなたがたも離れて行きたいか」と問われて、離れてよいものかと躊躇いを覚えて留まる。それは、御父の招きがあるからです。御父の招きを受けているからこそ、主イエスの言葉を聞いたとき、そこにすでに霊が働いていて、離れてよいのかと躊躇うのだと思います。それでペトロは、主イエスの言葉に真理があるのではないかと心を揺さぶられて留まったのでしょう。

 私たちも、信じられないと思いながらも、離れることができない真理を主イエスの言葉に感じるのではないでしょうか。そこに神の招きがあります。私たちも、神の招きを聞き取る耳を与えられますように。

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