月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年6月27日(日)

マルコ4章35-41節 なぜ怖がるのか、まだ信じないのか

  

イエスは言われた。「なぜ怖がるのか。まだ信じないのか。」(マルコ4:40)

 主イエスと弟子たちを乗せた舟が激しい突風に襲われました。風さえ吹かなければ、弟子たちにとって向こう岸に渡るくらい、何の心配も問題もなかったでしょう。しかし、人間の経験や知恵がいざというときに役に立たないことは、よくあることです。

 主イエスは、風を叱り湖を静めて、弟子たちに語りかけられました。「なぜ怖がるのか。まだ信じないのか」。私たちは何を信じるのでしょうか。信仰を持っている自分を信じるのでしょうか、自分の確信を信じるのでしょうか。そうではありません。私たちと共におられて風や湖を静めてくださる主イエスを信じるのです。その点で、恐れて怖じ惑い、信じられないときに、「まだ信じないのか」と語りかけて、諭してくださるお方がおられることが幸いです。私たちはこの方を信じて歩みます。

 教会は舟によくたとえられてきました。この夜のガリラヤ湖の舟のように、どんな嵐の中でも望み安らぐことができるのが教会です。私たちはいろいろな問題を抱えて生きています。しかし、主イエスが私たちと共にいて今も語りかけてくださっています。「なぜ怖がるのか。まだ信じないのか」。

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