月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年5月11日(火)

ヨブ16章 わたしのために執り成す方、わたしの友

  

このような時にも、見よ
天にはわたしのために証人があり
高い天には
わたしを弁護してくださる方がある。
わたしのために執り成す方、わたしの友
神を仰いでわたしの目は涙を流す。(ヨブ16:19-20)

 ヨブ記16章はエリファズに対するヨブの返答です。ヨブは「わたしがあなたの立場にあったなら、そのようなことを言っただろうか」と語ります。その中で、神に抗弁していたヨブが一転して、神を「わたしの友」と呼びます。神こそがわたしを理解してくださるお方、「わたしを弁護してくださる方」と語ります。

 友人が自分を苦しめ、神も自分を責め立てているように思われる状況の中にあってなお、ヨブは神に祈り求め、自分を正しく理解してくださるお方、自分を執り成して癒してくださるお方であると信じているのです。その神の愛を思い、神を仰ぎ見て涙を流します。ヨブは苦難の中にありながらも神の御許に近づき、神の懐に飛び込んで、神の愛を確信するのです。

 神はサタンがヨブを苦しめることを許されました。サタンに苦しめられながらも神を愛し、神に信頼するヨブ。神はこのヨブを誇るためにこそ、苦難の中に委ねられたのでしょう。そして、その同じ神の愛を、神が御子イエスに苦難を与えて私たちを救いに導かれたことに見ることができます。私たちもこの神を仰ぎ見て涙を流します。

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