月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年5月 6日(木)

エフェソ1章15-23節 全能の父なる神の右に座したまえり

  

神は、この力をキリストに働かせて、キリストを死者の中から復活させ、天において御自分の右の座に着かせ、すべての支配、権威、勢力、主権の上に置き、今の世ばかりでなく、来るべき世にも唱えられるあらゆる名の上に置かれました。(エフェソ1:20-21)

 天に昇られたキリストは、父なる神の右に着座されました。これは、「わたしの右の座に就くがよい。わたしはあなたの敵をあなたの足台としよう」(詩110編1節)の成就であり、この御言葉は新約聖書で繰り返し引用されています。教会にとって父なる神の右に座すキリストへの信仰がいかに大切なものであったかが分かります。

 「右に座す」とは、父なる神と同じ権威と力を持っておられるということです。そこでキリストは救い主として、恵みをもって世界を治めておられます。そして、そのご支配は特に教会を通してあらわされます。キリストはご自身の民を悪しき力から守り、その成長を導いてくださるのです。

 今、私たちはこのキリストが着座されている時代を生きています。救い主が恵みをもって治めてくださっていることを信じて、私たちも平安の内に自らの置かれた場所に腰をおろし、何より教会の礼拝の席に座ることができます。そして、この世界もまた神の右に座すキリストの恵みの支配のもとに置かれるようにと、執り成しの祈りをささげるのです。

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