「この者どもは小羊と戦うが、小羊は主の主、王の王だから、彼らに打ち勝つ。小羊と共にいる者、召された者、選ばれた者、忠実な者たちもまた、勝利を収める。」(黙示録17:14)
天使の1人が、霊に満たされたヨハネを荒れ野に連れて行きました。そこで見たのは、キリスト者を迫害する世を表す「赤い獣」にまたがる「大淫婦」、「大バビロン」でした。この女は、「赤い獣」と結託し、人を神から引き離すために、堂々と偽りの快楽に誘惑します。
いつの世にも、姿を変えてバビロンは存在します。そして、バビロンは、いつも「小羊の花嫁」である新しい神の都エルサレム、すなわち教会に敵対します。しかし、最後の大バビロンが、主の裁きによって滅びるときが来るのです。
「赤い獣」の「7つの頭と10本の角」が表す、国を治める7人の王と、力と権威を獣に委ねる10人の王が、「心を一つにして」小羊(イエス・キリスト)に挑んできます。神に敵対する者らが勢力を増し、まさにその力が凌駕せんとするとき、実は、すでに彼らの最後的滅亡は目の前に迫っているのです。キリストは「主の主、王の王」として「彼らに打ち勝つ」のです。
「淫婦」の惑わす偽りの快楽に心奪われて、「獣」に操られる愚かさに陥らないように、ただ真の神だけを仰ぎ崇め、仕えたいと祈ります。
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