月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年7月27日(月)

ホセア10章 歴史を支配される神の力

  

サマリアは滅ぼされ
王は水に浮かぶ泡のようになる。(ホセア10:7)

 北イスラエルの王ホシェアは神の預言者を無視し、アッシリアへの貢ぎをやめてエジプト王を頼りました。そのためアッシリアの王はホシェアを捕らえて牢につなぎ、サマリアを攻撃しました。サマリアは占領され、イスラエルの人びとは捕虜としてアッシリアに連れていかれます。こうして北イスラエルは滅亡しました(列王下17章参照)。

 「サマリアは滅ぼされ、王は水に浮かぶ泡のようになる」との預言が成就しました。イスラエルの人びとが礼拝していた金の子牛もアッシリアに戦利品として持ち去られ、偶像の祭壇も神々として拝んでいた柱も戦争によって砕かれ倒されました。

 神は歴史を支配しておられます。アッシリアを用いて、生ける神を捨てて姦淫の罪を犯す神の民を罰し、偶像の神々を滅ぼされました。

 神に逆らう者の末路は哀れです。偶像に頼り、生ける神に心を向けない人びとは私たちの周囲に大勢いますし、私たち自身も偶像の誘惑にさらされています。その社会に、私たちは、福音の種を蒔き続けています。主は生きておられ、神の教会に民を招いておられます。

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