月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年7月 8日(水)

ヘブライ12章 イエスを見つめる

  

こういうわけで、わたしたちもまた、このようにおびただしい証人の群れに囲まれている以上、すべての重荷や絡みつく罪をかなぐり捨てて、自分に定められている競争を忍耐強く走り抜こうではありませんか、信仰の創始者また完成者であるイエスを見つめながら。(ヘブライ12:1-2)

 私たちの目を自分自身にではなく主イエスに向けること、それが聖霊の働きです。

 サタンの働きは全く反対です。サタンは、私たちがキリストを見ることなく、自分自身を見るようにささやきます。「あなた自身の罪深さを、あなたの不信仰を、あなたの行ってきたことを、見よ。あなたのような者が救われるはずがない。あなたのような者を神が愛されるはずがない」と。自分を見ることによっては気落ちし、落胆するほかにないのが私たちです。

 しかし、聖霊はそこで、私たちの目を私たち自身から180度転回させられます。「主イエスがおられるではないか、このお方があなたを救われる。あなた自身があなたを救うのではない、主イエスがあなたを救われる」と。

 私たち自身は全くの罪びとですが、この私たちのためにキリストは十字架にかかって死んでくださいました。救うのは、私たち自身の信仰ですらありません。「信仰の創始者また完成者であるイエス」、このお方こそが私たちを救われます。

 ですから、きょうも自分自身から主イエスにその目を転じようではありませんか。

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