月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年2月 7日(金)

士師7章 神からのテスト

  

ギデオンは、その夢の話と解釈を聞いてひれ伏し、イスラエルの陣営に帰って、言った。「立て。主はミディアン人の陣営をあなたたちの手に渡してくださった。」(士師7:15)

 ギデオンはミディアン連合軍と数キロの距離で向き合っています。ギデオン軍は3万2千人、対する敵は13万5千人(8章10節)。相手は4倍以上であるのに、神は人が勝利を誇らないために恐れる兵士を去らせます。そうして2万2千人が去り、残るは1万人。3分の2近くが離脱し将軍ギデオンの心は萎えたに違いありません。それでも主は兵士が多いと言い、水飲み場で手から水をすすって飲んだ者だけを残されました。こうして神からの二度のテストを経て残った兵士はたった300人です。

 その夜、主はギデオンに敵陣への偵察を命じます。彼にとって敵は「いなご」や「海辺の砂のように数多く」見えました(12節)。実は将軍の彼こそが戦いを恐れていたのです。そのとき、彼は敵たちがイスラエルに圧倒される夢について語るのを耳にします。彼らはイスラエルの神を恐れていました。ギデオンは話に心打たれ、神を礼拝します。彼の心は恐れから勝利の確信に変えられました。

 神は信仰者の目を御自身に向けることで励まし、強めてくださいます。神にこそ私たちは勇気をいただくのです。

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