ギデオンはミディアン連合軍と数キロの距離で向き合っています。ギデオン軍は3万2千人、対する敵は13万5千人(8章10節)。相手は4倍以上であるのに、神は人が勝利を誇らないために恐れる兵士を去らせます。そうして2万2千人が去り、残るは1万人。3分の2近くが離脱し将軍ギデオンの心は萎えたに違いありません。それでも主は兵士が多いと言い、水飲み場で手から水をすすって飲んだ者だけを残されました。こうして神からの二度のテストを経て残った兵士はたった300人です。ギデオンは、その夢の話と解釈を聞いてひれ伏し、イスラエルの陣営に帰って、言った。「立て。主はミディアン人の陣営をあなたたちの手に渡してくださった。」(士師7:15)