左/ 授業風景
右/ 学校の中庭で中3の生徒と共に(一番後ろの列の右から3番目が牧田創長老)
Q どのようなお仕事をしておられるのですか
A 仙台にあるキリスト教主義の女子校、宮城学院中学校高等学校で英語の教員をしています。現在は中学校に所属し、元気な生徒たちと毎日を過ごしています。
Q お仕事を始めるきっかけは何でしたか
A 中学校の時から好きだった英語を活かしたかったこと、クリスチャンホームで育ち、信仰を与えられたことがキリスト教主義学校で英語教師をすることにつながったのだと思います。生徒たちには「十代・二十代に経験すること学ぶことが、将来の働きに直結するよ。だから読めるうちに本をよく読み、学ぼう」と訴えかけています。
Q どのような聖書の御言葉に励まされていますか
A 私にとって、朝、一日を始めるにあたり、心を落ち着かせてくれ、また力づけてくれるのは次の聖句です。
「主において常に喜びなさい。重ねて言います。喜びなさい。あなたがたの広い心がすべての人に知られるようになさい。主はすぐ近くにおられます。どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい。そうすれば、あらゆる人知を超える神の平和が、あなたがたの心と考えとをキリスト・イエスによって守るでしょう」(フィリピの信徒への手紙4章4節〜7節)。
Q 信仰者として心がけておられることがありますか
A 二つあります。
一つは、他者に対して、そして誤解を恐れずにいえば、自分自身に対しても寛容であることです。ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ氏はあるインタビューの中で、「自分自身に完璧を求めてはいけない。自身の至らない点を受け入れる術を学ぶこと、それが大人になる上で重要です」と語っていました。日頃、私はどうしても独善的に他者を批判したり、または自分自身の失敗に必要以上に落ち込む時があります。そんな時、「私たちは不完全な存在だ」ということを心に留め、他者や自分自身を責めるよりも、神の愛にこそ信頼しつつ、失敗から学び少しずつでも前進する姿勢を忘れないようにしたいと願っています。
二つ目は、自分が主役になろうとしないことです。例えば、同僚と議論している時など、自分の正しさだけを主張しようと躍起になっている自分に気づきます。しかし聖書は、私たちは「地の塩」であると語ります。塩の役割は、自己主張することではありません。他の食材の良さを活かす時にこそ塩はその真価を発揮します。同僚と共に働く時、私自身も他者を活かす時こそが、自分を最も活かす時だということを忘れないでいたいと思っています。
Q お仕事をとおしてどんなことを目指しておられますか
A 悩みや問題ばかりの毎日だとしても、神様から与えられた一日を日々喜んで過ごしたいと思っています。
最後に、私の両親は「神様のために創造的な働きをする人になってほしい」との願いを込めて私を「創(はじめ)」と名づけたそうです。なかなか大きな願いではありますが、両親のこの願いは、私自身の目標にもなっています。
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