Rejoice 連携 カルヴィニズムる人たち #27 2021年3月1日放送

阿部勝美(花小金井教会)

阿部勝美(花小金井教会)




 左/ 小作品
 右/ 秩父教会ステンドグラス
小作品  秩父教会ステンドグラス



Q どのようなお仕事をしておられるのですか

A 建築物の装飾として用いられるステンドグラスを製作しています。一般住宅の窓や、お店のサイン、教会の礼拝堂など、ご依頼をいただいています。ステンドグラスの性質上、建物に設置しますと長い間使用されることが多い仕事です。ですからお受けする時には、お客様のイメージを伝えていただき数パターンのデザインを提案して、十分に時間をかけて製作に入ることにしています。昨年、ガラスの技術を惜しみなく私に教えてくださった師匠が亡くなられ、もっと聞きたいことがありましたが、今は師匠の期待に応えられるような仕事をしていきたいと思い続けています。


Q お仕事を始めるきっかけは何でしたか

A もともと工業デザインや橋のデザインの仕事をしていたのですが、その頃素材としてのガラスにとても魅力を感じていました。特にイギリスのアンティークステンドグラスを見て自分でも作って見たくなり、仕事をしながら教室に通いました。その後、転勤、子育て、仕事などで長い間ガラスから離れていました。たまたま会社の近くに素敵なガラス工房があり、押しかけ弟子入りをして数年経った頃、会社をやめて本格的にガラスの仕事を始めました。 。


Q どのような聖書の御言葉に励まされていますか

A 「恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強め、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る」。イザヤ書41章10節(新改訳)です。この言葉に今まで何度励まされたことでしょう。自分の力では、どうすることもできず祈ることしかできないような時に、私の心はとても弱いです。そんな時、「この世界を創造された方はどなたですか」と心に浮かんできます。その度に聖書の言葉が今も生きて私たちを力づけていることがわかります。


Q 信仰者として心がけておられることがありますか

A 順調な時も最悪な状況だと思う時も、私がそう思っているだけで、時間をかけて丁寧なプランで私を整えてくだっていることに、気付くまで本当に時間がかかりました。だから今は、日常生活の中で「イエス様だったらこんな時はどうされるのだろう」とイメージして行動するようにしています。神様は聖書を通して私に語ってくださるので、聖書を読むこと、また兄弟姉妹の必要を分かち合って祈ることを大切にしています。


Q お働きをとおしてどんなことを目指しておられますか

A 透明な光に色をつけてくれるステンドグラスは、ガラスを作る所からその殆どが人間の手作業です。中世バロック様式を採用した教会堂の窓が大きくなり、手吹きの板ガラスを継ぎ合わせて、はめ込むための技術でした。教会のお仕事をいただいた時は大きな責任を感じました。礼拝する所にふさわしいデザインを神様が与えてくださることを祈りながら進めました。音楽や芸術は神様からのプレゼントだと思っています。見ていただく人の心に少しでも楽しさや、安らぎをお届けすることができるような作品を、製作していきたいです。


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