左/ スタジオ録音風景
右/ メディア・ミニストリーの記念誌『メディアみらい』
Q どのようなお働きをしておられるのですか
A 大会メディア伝道局の番組制作やフォロアップの働きをしています。『リジョイス』聖書日課の音声配信朗読も与えられ、ひと月分を約二時間で収録します。健康状態は声に反映されますからいつも気をつけています。主と共に生きる喜びの声でと思いつつ、まだまだです。「どこまで行ってもこれで十分とは言えないのだ」という気持ちです。朗読の世界も奥が深いですね。
この働きで私たちが伺えない場所にも福音が届けられています。思いがけないコロナ禍という事態ですが、再放送せずに守られています。番組を担うことは喜びでもありますが待ったなしで追いかけられる日々でもあります。手紙やメールで、また集いで本音の対話となるには?と悩みます。
主からの使命を確信し現在まで多くの方々との出会いに導かれ、結婚後も子育てをしつつ働きを続ける恵みをいただきました。そこには主事の先生の方針、スタッフや所属教会の皆様たち、家族の祈りや応援があります。牧師の妻として生きる場をいただき、働きを続けるためのすべてを主が備えてくださいました。
Q お働きを始めるきっかけは何でしたか
A 私は17歳で洗礼を受けました。生まれた家は、神社神道の神棚を販売するという特殊な環境でした。そこから全寮制の聖書の学び舎へ入学し、夫は同級生でした。当時ラジオ伝道を開始された北米キリスト改革派教会(CRC)のH・ブルノギ宣教師との出会いがきっかけです。
Q どのような聖書の御言葉に励まされていますか
A 思春期の聖書との出会いは新鮮で圧倒されました。天地を創造された唯一の生けるまことの神様の主権の中に生かされているという小さな存在の私。このような世界観はそれまでの私にはなかったからです。内面の罪の現実にも悩みました。キリストの救いをいただき「人間は神様の栄光のために生きる」(ウ小教理 問1)という目的を知らされ、自分の一本の道がどこにあるのか悩みましたが、この御言葉に捉えられました。「その一人の方はすべての人のために死んでくださった。その目的は、生きている人たちが、もはや自分自身のために生きるのではなく、自分のために死んで復活してくださった方のために生きることなのです」(2コリ5章15節)。キリストの愛が私たちに迫っています。
Q 信仰者として心がけておられることがありますか
A 何よりも礼拝を大切に。主の日、家庭で、個人で。罪との戦いの中を日々私たちは生きていくものですが「聖霊の恵みに謙虚に信頼する」歩み(洗礼誓約4)を心がけています。
Q お働きをとおしてどんなことを目指しておられますか
A よく私は「オンリーワン・ベスト・ヴォイス」と言うのですが、「言葉」、「声の表情」、「身体全体の表情」など、伝える要素を学びつつ励みたいです。人間の「声」と「心」は密接に繋がっていると思います。日本語の美しさ、柔らかさ、声の響きなどは感性を目覚めさせます。自分らしく奏でる「ランゲージ・アート」とでも言ったらいいのでしょうか。これからも命のみ言葉を主の日に礼拝でいただき、改革派神学の学びを深め、そして、「ほほえみトーク」番組パーソナリティとして「信仰・希望・愛に生きる喜び」を届けたいと願っています。
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