Rejoice 連携 カルヴィニズムる人たち #25 2021年1月1日放送

豊川慎(湘南恩寵教会長老)

豊川慎(湘南恩寵教会長老)




 左/ 初代院長坂田祐による校訓
 右/ 大学チャペル(金沢八景キャンパス)
初代院長坂田祐による校訓  大学チャペル(金沢八景キャンパス)



Q どのようなお仕事をしておられるのですか

A 横浜にある関東学院大学の教員をしています。理工学部に所属し、宗教主事(チャプレン)として礼拝の司式や説教、また「キリスト教学」などのキリスト教科目を担当しています。大学付属のキリスト教と文化研究所ではキリスト教平和学の共同研究を行っています。関東学院は横浜バプテスト神学校を起源として今年で創立137年を迎えます。幼稚園の園長、小、中、高校の各校長や聖書科の先生方と共に関東学院全体のキリスト教教育にも携わっています。


Q お仕事を始めるきっかけは何でしたか

A 大学の先生との出会いが大きなきっかけでした。高校卒業後、関西学院大学神学部に入学しましたが、1年後に休学しました。昔から憧れていたプロサーファーになりたいとの思いが拭えず、オーストラリアやインドネシアのバリ島でサーフィン修行に毎日明け暮れました。1年後に復学すると学ぶことに新鮮さを感じ、神学の学びが楽しく思えるようになりました。そのような時に出会ったのが当時灘教会の長老であり、社会学部の教授であった春名純人先生でした。哲学の授業では学問の奥深さを教えて頂き、キリスト教哲学の授業ではカイパーの思想などを学びました。春名先生との出会いが大学でキリスト教を教える教員になりたいと思ったきっかけです。


Q どのような聖書の御言葉に励まされていますか

A 旧新約聖書の多くの箇所から様々な励ましを得ていますが、ルカ22章32節とローマ書8章28節の御言葉に特に励まされます。イエスはペトロに言います。「わたしはあなたのために、信仰が無くならないように祈った。だから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい」。憐れみ深く、励まされる御言葉です。また、すべてを益としてくださるとのローマ書8章28節の御言葉にも励まされます。


Q 信仰者として心がけておられることがありますか

A 聖書の御言葉に日々親しみ、御言葉に生かされる者でありたいと祈り願っています。自身の信仰の養いとして、朝に聖書と説教集を読むことを日課としていますが、繰り返し日々読んでいるのが日本キリスト教会の久野牧先生の説教集です。読書後は「今日一日もあなたの御用のために私を用いてください。今日の学びもあなたの御用のための学びとなりますように」というルーティン化している祈りをもって一日を始めます。
 キリスト者として信仰に生かされている恵みを覚え、喜びと感謝をもって、神と人に仕えることを忘れないように心がけています。関東学院は「人になれ 奉仕せよ」を校訓に掲げているので、学生に校訓を教え説く以前に自ら常にそれを実践できているように心がけています。


Q お仕事をとおしてどんなことを目指しておられますか

A 大学におけるキリスト教教育に召命を感じている者として、いつの時か学生が教会に通い、主イエスを救い主と信じる信仰が与えられることを祈り願っています。また学生が平和構築に関心を持ち、そのために働く者となるようにと願ってキリスト教平和教育に励んでいます。自身の学問研究だけではなく、学生を自宅に招いてサーフィンレッスンや食事を共にしたり、学生伝道のためにも多くの時間を割いて行きたいと思っています。


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