左/「シオンの花嫁」油彩・キャンバスF30
右/「翼の影」油彩・キャンバスF50号
Q どのような活動をしておられるのですか
A 主に油彩や色鉛筆の絵を描いています。作品を描きためたら、個展を開くなどして作品を発表しています。今までに、ギャラリー企画展示・自主企画展示含めて7回ほど個展を開催しました。最近ではインスタグラムやユーチューブなどを使い、インターネット上での作品発表を始めたり、絵本製作など、新しい活動も試みています。私の作品は、現代美術またはコンテンポラリーアートと呼ばれる作品の文脈で鑑賞して頂いています。
Q 活動を始めるきっかけは何でしたか
A 子どもの頃から絵を描く事が好きでした。高校1年生の頃、自分の進路を真剣に考えた時、美術の大学に進み絵の仕事をしたいと決心し、デッサンの勉強を始めました。その頃は、ただ絵を描く事が好きだという漠然とした理由しかありませんでした。大学では、あなたは何故絵を描くのか?生きる上で生命維持に関係のない作品を何故生み出すのか?アートの存在意義・価値を問われ続ける教育を受けました。描く意味を見失いそうになる事もありました。
ずっとはっきりした意味を見出せないまま創作活動を続けていましたが、大学4年生の頃、ウエストミンスター小教理問答 問1を黙想している時、私にとって描く事は神の栄光をあらわす大切な表現手段の一つなのだ!とふと気づかされました。それからは、卒業しても就職しても結婚しても創作活動を大切に続けています。
Q どのような聖書の御言葉に励まされていますか
A 私は、聖書の御言葉に励まされ、その御言葉にインスピレーションを受けて作品を制作する時が多々あります。例えば、『翼の影』という題名の作品は詩編17編6〜8節から励まされ、創作意欲に繋がり、制作しました。
制作当初、とても辛く痛みを抱えていました。その痛みを、神様に嘆く祈りのようにキャンバスにぶつけました。しかし、どんなに傷付きボロボロになろうとも、私はあなたの御翼の影に隠れる事が許されている。そこは私の最後の逃げ場・癒し・希望だと。私を憐れみ翼の影で魂を休ませて下さい。そのような神様を求め叫ぶ祈りのような作品を制作しました。他にも、詩編23編やイザヤ書62章からインスピレーションを受け、作品を制作したこともあります。
Q 信仰者として心がけておられることがありますか
A 暗く辛い状態で、神様何故?という思いになる時でも、それでもなお神様に希望を抱き続けること。すべての希望は神様にのみ有り、祈り続ける事を心がけています。それは、どんなに暗い気持ちで作品を制作している時も同じです。神様の希望を探り求めつつ、祈るように制作するよう心がけています。
Q 活動をとおしてどんなことを目指しておられますか
A 私は、言葉では上手く表現したり証ししたり出来ませんが、描くことにより、クリスチャンであれノンクリスチャンであれ、絵画から希望とか愛とか慰めとか、私が神様から頂いている良いものが響くように、魂に響くような作品を目指して祈りつつ創作活動をしていきたいと思います。
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