左/校長の時に青少年訪中代表団引率(県下の高校生を連れて中国へ)
右/神学校の学友と
Q どのような活動をしておられるのですか
A 長年、県立高等学校で主に世界史を担当し、学級担任、部活動顧問、生徒会担当として様々な形で生徒たちと共に歩んできました。その後、教育委員会に移り教育行政、続いて社会教育(地域の文化活動支援、高齢者大学等)、最後に県立高等学校長として学校経営に携わることとなりました。
現在は退職し、教会で長老、教会学校校長として奉仕、また神戸改革派神学校で聴講生として学び、3年目に入ります。
Q 活動を始めるきっかけは何でしたか
A 幼い頃から歴史に興味があり、信仰告白した高校生時代、宗教改革の歴史に関心を持ちました。大学で西洋史を専攻し、歴史理解が持つ多様性と深さ、それが学ぶ者の生き方そのものと関わることを学びました。これを直接生かせる職として世界史担当の教員の道を選びました。その後の教育委員会から学校経営への道は、望んだものではなく、周囲の状況により様々な教育現場を体験することとなりました。ここにも神様の導きがあったと思います。
今はこれまでの歩みを信仰者として、神学校での学びを通して捉え直し、新たな奉仕の道を祈り求めています。
Q どのような聖書の御言葉に励まされていますか
A 「主に結ばれているならば自分たちの苦労が決して無駄にならないことを、あなたがたは知っているはずです」(1コリ15章58節)。
心に留める御言葉は多々ありますが、この御言葉は仕事をする時に特に覚えていたものです。学生時代、労働について学んだことがありました。「この世での労働は未信者との協働。自分よりすばらしい働きをする人も多い、それを見て、自分の仕事・能力を卑下してしまうこともある。しかし、信仰者の働きは見た目には同じようであっても神の前では決定的に尊い」という内容でした。神を信じ、仕える者の働きは決して無駄ではなく、神が祝福してくださるということです。この御言葉は信仰者として教育現場で働く私に大きな慰めと励ましを与えてくれました。
Q 信仰者として心がけておられることがありますか
A 第一に挙げたいのは、「主日礼拝の厳守」ということです。教育現場で大切なことは、生徒など目の前で接する一人一人との関わり方です。そこには嬉しいこと、悲しい、苦しいこともあります。私がまず願ったことは寄り添う時に「いつも希望をもって」ということです。一人一人と接する私が悲観的であっては良い関わりをもつことなどできません。しかし、現実には自分の力を超える様々な問題が起こります。そうした中、主日礼拝で、全能の救い主であられる神様と出会い、御言葉により真の希望に与る時、罪深く、臆病でもある私はどんなに正され励まされたでしょうか。主にある希望を覚える時、戸惑いながらも希望をもって生徒、保護者、同僚に接することへと導かれたと思います。
Q 活動をとおしてどんなことを目指しておられますか
A 今、神学校での聴講を通して、高校で「世界史」を語ってきた者として、聖書の神こそ地域・時代を越えて主権者であられることを改めて語りたい。また、これまでに関わった方々に福音を証しできる者へと導かれたいと願っています。
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