或る音楽会 Aru Ongakukai 〜A Concert〜
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Q どのような活動をしておられるのですか
A 私は2018年に「或る音楽会プロジェクト」というものを作りました。今現在は、日本で作られた小学校・中学校向きの合唱曲や讃美歌を中心とした曲を、特定の場所にこだわらずに歌っていく活動をしています。
これまでに、2017年9月に私の地元香川県のとあるカフェ、2018年9月に留学先のアイルランドの教会、帰国後の2019年3月に香川県内の障害者就労支援施設のレストラン内ホールでコンサートを開きました。
Q 活動を始めるきっかけは何でしたか
A 中学生の頃より合唱で歌う事の面白さに目覚め、高校・大学・社会人と様々な合唱団に入って歌ってきました。その中で様々な歌い手と出会い、いつしか「自分もソロで歌ってみたい」と思う様になりました。
2017年9月、アイルランド留学直前に思い残す事が無い様にと、出国1週間前に初めてのソロコンサートを開きました。この時は「最初で最後」という思いが強く、継続しようと思ったのは留学してからでした。
アイルランドでは合唱団を作ろうと躍起になっていたのですが、思う様に上手くいかず、合唱団作りは半年で挫折する事になりました。「挫折したまま日本には帰れない」と思い、私は韓国人の友達にどうすれば良いかを相談しました。すると友達は「あなたは凄く良い声をしてるから、一人で歌ってみたら?」と言われ、この一言がきっかけで、「或る音楽会プロジェクト」が発足する事となったのです。
Q どのような聖書の御言葉に励まされていますか
A 学生の頃より大事にしている御言葉があります。それはコリントの信徒への手紙一、10章13節の御言葉です。このプロジェクトを遂行するに当たって、これまでに様々な試練が与えられました。これからも大きな試練が与えられるでしょう。その様な時に、私はこの御言葉に励まされています。
Q 信仰者として心がけておられることがありますか
A どの様な試練の中にあっても必ず神様は傍で見てくれる事を忘れずに祈る事です。アイルランドのコンサートの際、ピアニストが中々見つからず本当にどうしようかと思い、常に祈っていました。そしてギリギリの所で、東京でシンガーソングライターとして活躍している留学生と出会い、その方にピアノ伴奏を依頼する事が出来ました。神様は常に見てくれたからこそ、素晴らしい方を与えてくれたのだと思います。
Q 活動をとおしてどんなことを目指しておられますか
A アイルランドから帰国した後、私は「地域音楽コーディネーター」という資格を取得しました。この資格を生かし、今後の「或る音楽会プロジェクト」は、「人と地域と音楽の繋がり」を目指すものとしてのプラットフォームになれたらと思います。
「どの様な立場を持った人でも主役になれる日」をプロデュースする事も視野に入れ、子ども達や高齢者、障害を持った人達が最高の音楽を造れる様な舞台をプロデュースできたらと思います。舞台の場所は勿論教会で行えたらとも考えています。
まだまだ一人で行っている私の働き、お祈り頂けたらと思います。
左/「或る音楽会 Aru Ongakukai〜A Concert〜」…2018年9月にアイルランドの首都ダブリンにある「Abbey Presbyterian Church」で行ったコンサート
右/「或る音楽会 Vol.3 あじさいファーム・春の調べ」…2019年3月に香川県高松市にある障害者就労支援施設「あじさいファーム」で行ったコンサート
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