ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井良一です。
「天国ってどんなところ?」…そんな質問を、教会学校の子どもたちから受けたことがあります。
イエスが十字架にかけられたとき、イエスの両側には、二人の強盗が同じように十字架にかけられました。この二人の強盗の内、一人は、十字架につけられて死んで行くイエスを救い主として認められず、イエスを嘲りました。
しかしもう一人の強盗は、自分の罪を認めた上で、「イエスは十字架にかけられるような罪は何も犯していない」と証言したのです。その上で彼は、イエスに向って、「あなたが天国に行ったときには、わたしを思い出してください」と語りました。そしてイエスは、この強盗に、「あなたは今日私と一緒に天国にいる」と語ってくださったのです(ルカ23:32-43参照)。
聖書は、天国がについて詳しいことを教えていません。ただ、はっきり語っているのは、そこには私たちを愛し、私たちのために命をささげてくださったイエスがおられる、と言うことです。だから、パウロと言う人は、「自分の願いは一日でも早くこの世を離れて、イエスのところに行くことだ」と自分の正直な気持ちを語りました(フィリピ1:23参照)。
そしてイエスは、私たちにも「あなたは今日私と一緒に天国にいる」と語ってくださるのです。だから私たちも、この地上の生涯の終わりに、天国でイエスに会う希望を持って生きることができるのです。
聖書の言葉「するとイエスは、『はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる』と言われた。」ルカによる福音書23章43節です。