あさのことば 2024年10月20日(日)放送

中山仰(花見川キリスト教会牧師)

中山仰(花見川キリスト教会牧師)

メッセージ: 神の像に似せて造られた私たち



 おはようございます。花見川キリスト教会の牧師の中山仰です。
 画家であり彫刻家として名高いミケランジェロは、彫刻としては、大理石で有名な「ピエタ」や「ダビデ像」を製作しています。

 その彼の才能にふさわしい名言が、たくさん残されています。その内のほんの少しを紹介します。例えば、「どんな石の塊でも、内部に彫像を秘めている。それを発見するのが彫刻家の仕事だ。」とか、「私は大理石の中に天使を見た。そして天使を自由にするために彫ったのだ。」などがあります。これらの名言から、ダビデ像製作にあたっても、大理石を彫ったのではなく、大理石の中にあるダビデを彫った、というような逸話を聞いたことがあります。

 私はこの言葉を知った時に、牧師の仕事は、人の中にある神の像を掘り出す仕事であると思いました。人は、神の像に似せて造られました。ですから、私たちは神の子であり、私たちの中に神の像が存在するのです。ただし残念ながら、神の前に罪を犯したために、良くない要素がくっついているようです。それを「罪」と言います。

 その罪は、どうしたら取り去ることができるのでしょうか。素直に神の前に認めること以外にありません。それを取り去って欲しいと心から祈り求める者に、神は力を貸してくださいます。それが、神の子イエス・キリストの身代わりの十字架の死です。

 神は、本来の神の子である私たちを取り戻すために、イエス・キリストをこの世にお遣わしくださいました。それを知るためには、聖書を読むほかありません。その私たちの救いのために、聖書を書き残すことをよしとしてくださいました。ここに、神の愛があります。

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