あさのことば 2024年10月15日(火)放送

小宮山裕一(綱島教会牧師)

小宮山裕一(綱島教会牧師)

メッセージ: キリストを見上げて



 皆様、元気でお過ごしですか。横浜市港北区にある綱島教会牧師の小宮山裕一です。
 皆様にこうしてご挨拶できることをうれしく思います。神様からの祝福がありますように。

 私は、サッカーが好きです。自分の応援しているチームの応援歌をよく口ずさんでいます。誰かから応援されるとうれしいですね。そして、神を信じるということは、多くの人に応援されるということなのです。

 新約聖書のヘブライ人への手紙12章1節に、こう書いてあります。「こういうわけで、わたしたちもまた、このようにおびただしい証人の群れに囲まれている以上、すべての重荷や絡みつく罪をかなぐり捨てて、自分に定められている競走を忍耐強く走り抜こうではありませんか。」

 この手紙の著者は、信仰者の歩みを競争にたとえています。長く、厳しい道のりです。でも、応援してくれる人がいる。それは、キリストを信じ、すでに天にいる人々です。その人たちは目には見えませんが、その人たちの応援を感じながら、この生涯を走り抜けようというのです。

 それでは、そのゴールとは何でしょうか。それは具体的な場所ではない。さきほどの聖書箇所の続きは、こうなっています。「信仰の創始者また完成者であるイエスを見つめながら。」(ヘブライ12:2)

 イエス・キリストを見つめる。これこそが、信仰者に与えられる幸いです。それは、こちらから見つめているようで、実は、イエスがこの私を見つめてくださり、守り、導いてくださることを知るのです。

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