あさのことば 2024年9月 8日(日)放送

辻幸宏(大宮教会牧師)

辻幸宏(大宮教会牧師)

メッセージ: ハラスメントを考える



 おはようございます。ごきげんいかがでしょうか。大宮教会牧師の辻幸宏です。

 最近、「ハラスメント」という言葉をよく聞きます。「セクハラ」、「パワハラ」、「モラハラ」など、何十種類にも及ぶようです。そして「ハラスメントはいけない」、「ハラスメント防止法を定める」と語られ、どこまでが許され、どこからは許されないのか、といった議論がされます。

 しかし私たちは、根本的なことを考えなければなりません。つまり、どこまで許されるのかを議論するのではなく、相手の立場に立ち、何を語られ、何をされると嫌なのか、ということを考えなければなりません。つまり、相手の立場になり、相手の気持ちを思いやることが大切です。

 イエスさまは、このようにお語りになります。「隣人を自分のように愛しなさい。」(マタイ22:39)「隣人」とは、「となりびと」のことで、「周囲の人たち」と言い換えてもよいでしょう。自分中心で物事を考えるのではなく、周囲の人たちと共に、互いに寄り添い、譲り合うことにより、ハラスメントを気にしなくても、快適に暮らすことができるようになるのではないでしょうか。

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