おはようございます。田無教会牧師の伊藤築志です。
キリストは、「平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる。」(マタイ5:9)とお教えになりました。真の平和というものは、対立を前提とした軍隊によってつくられるものではなく、「神の子と呼ばれる」者たちによってつくられるものなのです。
「神の子たち」とは、イエス・キリストの十字架によって罪を赦していただき、神と和解させていただいて、神との平和な関係に生きる者たちのことです。そのように、神との平和な関係にあって初めて、人間は平和をつくることができるのです。
平和をつくるための道具は、武器ではなく、愛です。聖書に、「愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。不義を喜ばず、真実を喜ぶ。すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。」(1コリント13:4-7)とあります。
私たちの代わりに十字架にかかられたキリストが、このような完全な愛で、私たちを愛してくださいました。真の平和は、キリストが愛してくださったように愛し合うことによって、つくられるのです。