おはようございます。田無教会牧師の伊藤築志です。
使徒パウロは、次のように書き記しました。「私たちは信仰によって義と認められたので、私たちの主イエス・キリストによって、神との平和を持っています。」(ローマ5:1・新改訳2017)
キリストによって与えられる平和には、神との間の平和な関係も含まれます。平和な関係というのは、互いに相手を尊重し、受け入れあう関係であると言い換えることができるでしょう。私たちが神の平和を持つということには、私たちが神によって尊重され、受け入れられる、という側面が含まれています。
「私は、神によって尊重され、受け入れられるほど、高潔で立派な存在であるか?」と考えてみるとします。私自身は、そうは思えません。自分の利益に目がくらんで、神を軽く見てしまうことさえある、神との平和から程遠い人間であるからです。
しかし神は、私たちの主イエス・キリストによって、私たちとの平和な関係を持ってくださいました。神は、愚かな私を、キリストの十字架での贖いのゆえに赦すだけでなく、尊んで受け入れてもくださったのです。十字架にかかるまでして、私と神との平和の関係を与えてくださったキリストを、私は救い主として信じます。