ご機嫌いかがですか。所沢ニューライフ教会の玉井宣行です。
政治とお金に関わる事件が跡を絶ちません。法律の抜け穴を見つけて、いろいろな方法で、お金が本来の目的ではないところに使われます。しかし、そのような風土の中にどっぷりと浸かっていると、法律の線引きが見えなくなってしまうのでしょうか。素晴らしい志をもって政治家になった人が、お金の問題で横道に逸れてしまうという、残念な現実があります。
旧約聖書には、「アハブ」という王様が登場します(列王上16:19-参照)。彼は、国を経済的に繁栄させるために、政略結婚をしました。その結果、国は経済的に繁栄しましたが、外国から持ち込まれた宗教が、「ただおひとりの神」を信じる王国の人々の信仰を脅かし、人々に迫害を加え始めました。
このようにして、国が経済的に繁栄したにも関わらず、人々の心から平和が失われていきました。経済的に繁栄することと、心の平和を手に入れることが、必ずしも両立しないことを痛感します。
イエス・キリストは、野の花が自分で装うこともしないのに、素晴らしい美しさで装われていることを例にあげながら、それを実現しておられる神に目を向けなさいと語りました(ルカ12:27-31参照)。すべて必要なものを、ふさわしい時に与えてくださる神を第一に据えるとき、その他のものは添えて与えられると、聖書は教えています。