草野誠（湖北台教会牧師）

メッセージ： 安心して行きなさい〜救われた者として

　おはようございます。湖北台教会の草野です。
　イエスさまは言われます。「安心して行きなさい」と。今日はその第二回目です。

　この言葉が語られましたのは、12年間出血の病が治らず、苦しんでいた女性でした（ルカ8:43-48参照）。幾つもの医者にかかり、あらゆる治療を施して、全財産を使い果たしましたが、それでも治らず、彼女は、誰からも見放されていました。また、その病の者は人や物にふれてはいけない、触れられた人や物は汚れると、律法で定められていましたから、外を出歩くこともできませんでした。

　そんな彼女の町に、イエスさまが来られました。病を癒されるイエスさまのことを聞いていた彼女は、律法で禁じられていることを知りながら、イエスさまのところにやってきます。そして、歩いていかれようとするイエスさまの後ろから、服の房にふれると、彼女の病はたちまち癒されました。そればかりでなく、イエスさまは、彼女と対話するために探し出して、こう言われました。「あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい。」（ルカ8:48）と。

　イエスさまなら私を癒してくださる、イエスさまなら私を救ってくださると、心から信じ、願って、イエスさまに近づく者の信仰を、イエスさまは喜んでくださいます。そして、顔と顔を合わせて、救いの確かさを語りかけてくださった上で、「安心して行きなさい」と送り出される方なのです。

　私たちは今日も、イエスさまによって救われた者として、イエスさまに送り出されて、それぞれの与えられた所に向かいたいと思います。