おはようございます。湖北台教会の草野です。
イエスさまは言われます。「安心して行きなさい」(ルカ7:50、8:48)と。この言葉は、新約聖書ではイエスさまの言葉として2回出てきますが、今日はその第一回です。
この言葉が語りかけられたのは、町でも有名な罪深い女性でした(ルカ7:36-50参照)。町の誰もが蔑むような目で彼女を見、信仰熱心な者は、特に関わることを避けていました。しかし、彼女のいる町にイエスさまが来られた、あるファリサイ派の人の家で食事を取っておられる、と聞きますと、彼女は人前に出ることを恥としないで、高価な香油を買い、イエスさまがおられるところに出向きます。そして、イエスさまのそばに座って、涙でイエスさまの足をぬらし、髪でぬぐい、香油を塗ったのです。
彼女は何を思っていたのでしょう。それは、その後のイエスさまの「あなたの罪は赦された」(ルカ7:48)という言葉からわかります。彼女は、自らの罪深さを自覚し、こんなわたしを赦してくださいと、心から願ったのでした。そんな彼女に、イエスさまは罪の赦しを宣言し、そして言われます。「あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい」(ルカ7:50)と。
イエスさまは、罪の赦しを求めて、精一杯の愛をもってイエスさまに近づく者に赦しを与え、送り出してくださる方なのです。今日も、イエスさまは言われて、送り出してくださいます。「あなたの罪は赦された。安心して行きなさい」と。主に赦された者としての平安が、あなたの上に豊かにありますように祈っています。