大木信（西鎌倉教会牧師）

メッセージ： 自分を知るために

　おはようございます。西鎌倉教会の大木信です。
　人には、たとえ初対面の人でもオープンに、また肩ひじ張らず、はっきりと自分の意見を言える性格の方もいれば、人見知りしたり、自分の意見を述べること自体が苦手だ、という方もいます。

　人それぞれペースがありますし、状況によって情緒にも影響しますから、マイペースに行ったら良いのですが、社会によっては、効率やタイトさ、タフさを求めても来ますので、場合によっては、マイペースを許さない場面もあります。これも徐々に受容されていくことを祈りたいですが、性格や個性も含め、できる人ができない人を快く担って共存できれば、もっと社会は豊かになると思っています。

　聖書の言葉に、「強い者は、強くない者の弱さを担うべきであり、自分の満足を求めるべきではありません。」（ローマ15:1）という言葉があります。人は、10人いれば10通りの考え方、個性があります。そして一人格の中に、強い部分もあれば弱い部分もあるものです。

　私はいったいどこが強い部分であり、能力ある部分なのか、そして逆に、どの部分が弱いところなのか、客観的に知っておくことは、非常に大事です。その自らの性格を客観的に知るために、聖書の言葉から探し求めることは、非常におすすめです。