お元気にお過ごしですか。私は、西武新宿線花小金井駅南口徒歩7分、花小金井教会牧師の小堀昇と申します。どうぞよろしくお願いをいたします。
聖書は、次のように語ります。「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」ヨハネによる福音書3章16節の御言葉です。キリスト教の中心、それは言うまでもなく、イエス様の十字架です。ですからイエス様は、繰り返し繰り返し、聖書を通して私たち一人一人に、その十字架の恵みを語りかけてきてくださるのです。
さて、芥川龍之介は、数多くの切支丹物を書いた作家でした。その中に、「きりしとほろ上人伝」という作品があります。シリヤの国の大男が、真の主に仕えたいと願って、真の救い主と伝え聞くイエスに出会うために、ある翁の勧めに従って、川岸で旅人を肩に乗せて向こう岸に運ぶ仕事をしながら、出会いを待つのです。
そして3年が過ぎたある大嵐の夜、1人の少年が向こう岸に運んでくれと申し出てきました。こんな嵐の日に、とは思いましたけれども、いつものように肩に乗せて、川の中頃に差し掛かると、次第に肩が重くなって、耐えきれずに沈むのではないかと、死を覚悟するほどでした。やっとの思いで向こう岸に辿り着いた後、頭上に金の光を帯びた先ほどの少年の声を聞きます。「あなたは今夜、世の苦しみと罪を身に担ったキリストを負ったのだ。」その少年こそ、イエス・キリストだったのです。
イエス様は、あなたの罪のために十字架に架かり、死に、3日目によみがえってくださいました。このイエス様を信じる時に、あなたも永遠の命を得ることができます。どうぞあなたも、イエス様を信じてください。それではまた、ごきげんよう。