ご機嫌いかがですか。湘南恩寵教会の坂井です。
今週は「詩編の祈りに心を合わせて」のシリーズで、今日は詩編の76編です。
まぁ難しい詩編なんですが、でもその中で、皆さんにどうしても耳を傾けていただきたい言葉があります。私の翻訳でお伝えします。聞いてください、8節からです。「あなたこそ、あなたこそ恐るべき方。あなたの御前に、あなたの烈しい怒りの前に、誰も立つことはできません。天から、あなたが裁きを聞かせ、大地は畏れて静まり返ります。神は、裁きのために立ち上がられ、地の貧しい人をすべて救われます。」(詩編76:8-10参照)
いかがでしょう。「神よ、あなたこそ、あなたこそ恐るべき方。あなたの烈しい怒りの前に、だれも立つことはできません」と、深い畏れが表されています。神の烈しい怒りということを、私たちは考えたくないものです。でも神は、この罪深い私たちの時代に対しても、怒っておられます。傲慢に繰り返される不正や腐敗や、非人道的で残酷な仕打ちのひとつひとつをも、決してそのままにはしておかれません。
神の怒り、それはまことに恐るべきことです。その神の怒りを、私たちの身代わりに引き受けてくださった、あのイエス・キリストの十字架の赦しを覚えながら、畏れをもって、神の御前に静まりましょう。