いかがお過ごしでいらっしゃいますか。東京都中野区にあります江古田教会の浅野正紀です。今週も、聖書の言葉に耳を傾けましょう。
聖書には、人間が神との約束を破ったことによって、神との良い関係を失ってしまったことが記されています。神との約束を破ることを「罪」と言います。人間は、「罪」を持っているため、自分を造ってくれた神を無視して、自己中心に生きていくようになりました。この人間の自己中心的な生き方によって、世界では、多くの争いや混乱が起こるようになりました。こうして人間は、自らの「罪」によって、苦しんで生きるようになりました。
人間は、「罪」から救われることで、神との良い関係を回復し、本当に人間らしく生きていくことができます。マタイによる福音書1章21節には、マリアと婚約していたヨセフの夢の中に、天使があらわれて、ヨセフにこう語りかけたことが記されています。「マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。」
神は、「罪」の中で苦しむ私たちを「罪」から救い出すために、イエスをこの世界に生まれさせてくださいました。私たちは、このイエスによって、造り主である神との良い関係を回復させることができます。