いかがお過ごしでいらっしゃいますか。今週一週間番組を担当いたします、東京都中野区にあります江古田教会の浅野正紀です。一週間、どうぞ宜しくお願いします。今週も、聖書の言葉に耳を傾けましょう。
聖書の最初にある「創世記」には、人間について、こう記されています。創世記1章27節です。「神は御自分にかたどって人を創造された。神にかたどって創造された。男と女に創造された。」ここでは、神は人間を、御自分にかたどって造られたことが記されています。神にかたどって造られたということは、人間が誰しも「神のかたち」を持っていることをあらわしています。
「神のかたちを持っている」とは、どのような意味なのかについては、様々な考え方があります。その中の一つは、人間が造り主である神との交わりの中で生きていくものとして造られた、ということです。人間は、自分を造ってくれた神と良い関係を持って生きていく時に、本当に人間らしく生きていくことができます。
創世記には、最初、神との良い関係の中で生きていた人間が、神との約束を破ったことで、神との良い関係を失ってしまったことが記されています。神との約束を破ることを「罪」と言います。人間は、誰もが「神のかたち」を持っていながら、神との良い関係を失った「罪」の状態の中で生きています。ですから、人間は、誰もがこの罪の状態から救われて、再び神との良い関係を回復させる必要があります。