おはようございます。横浜中央教会牧師の大宮季三です。
机や部屋の整理が苦手な私に、妻がある時、次のように言いました。「すべての物には部屋がある」。私は、「なるほど!」と思いました。
私の場合、散らかる原因のほとんどは、どこにしまうかが決まっていないことです。大事な書類、よく開く本などは、しまう場所、それが行くべき「部屋」が決まっていますが、不定期に届く郵便物や、それほど重要ではない書類、新しく購入した物などは、行くべき場所、自分の「部屋」が決まっていません。私の都合によって、机の隅に追いやられたり、平積みにされたり、他のものとごちゃ混ぜにされたりします。
ところで聖書には、次のような言葉があります。「すべてのものは、神から出て、神によって保たれ、神に向かっている」(ローマ11:36)。また、「わたしの源はすべてあなたの中にある」(詩編87:7)とも記されています。ここでの「あなた」とは、神様のことです。人間の居場所、人間の行くべき部屋は神様のところだと、聖書は告げています。それは、人間は皆、神様によって造られたからです。聖書の神様は、人間「が」造った神ではなく、人間「を」造った神です。
しかし、あなたを造られた神のもとで生きることを妨げるものがあります。それが「罪」です。罪が、あなたとあなたを造られた神様との間に、大きな亀裂を生じさせています。神の独り子イエス・キリストがこの地上に来られ、十字架にかかり死なれたのは、あなたの罪をあなたの身代わりとして背負うためでした。
イエス・キリストは、あなたが神のもとへ行くための道を備えてくださいました。イエス・キリストは、あなたの居場所、あなたの行くべきところへ導いてくださるお方です。