おはようございます。坂戸教会の酒井啓介です。
神さまにお祈りができるって、素晴らしいことだと思います。なぜなら、誰にも言えない本当のことを、神様に語ることができるからです。本当のことまで言ってしまっていいのだろうか、と戸惑う人もおられるかもしれません。でも聖書を見てみると、立派な信仰を持っていたヨブやダビデという人たちが、その本心を赤裸々に打ち明けています。
あなたは、神さまに祈ったことはありますか。祈ったことがある人は、神様に対して語る言葉、人に対して語る言葉、を比べてみてください。人にはつい愚痴をいったり、文句を言ったりしてしまう一方で、神様には丁寧に感謝を述べて、また綺麗な言葉で祈るということはありませんか。
実は、聖書はこれを逆にするように教えています。神様に対して、愚痴や、文句や、怒りや、嘆きを語ってください。そのような思いや言葉で罪を犯したくなる性質を、人が持っているからこそ、キリストが十字架にかかってくださったのです。
だから、神様にその思いを取り扱って頂き、思いを整えられて、平安を与えられてから、今度は人に、感謝や励まし、また賞賛の言葉を語っていくのです。愚痴を神に捧げ、心を新しくされて、感謝を人に語っていきましょう。