おはようございます。坂戸教会の酒井啓介です。
私は、ビビンバを食べるのが大好きです。器の中にいろんな食材が入っていて、箸でぐちゃぐちゃにかきまぜて食べると、風味が増して、香りといい、味といい、もう最高です。このぐちゃぐちゃの見た目とそのおいしい味、という関係は、聖書のことをとてもよく表しているなあと、私は思います。
ある人が聖書を始めて読んだ時、聖書ってストーリーで書かれているんですね、とおっしゃいました。その通り、いろいろな時代のことが書かれ、いろいろな人たちが登場します。名前もたくさん出てきますし、人間関係が複雑にからみあって、読んでいると、まるでぐちゃぐちゃのように見えると思います。でも、それを私は、ビビンバを美味しいと思うように、今は心から楽しんで読んでいます。
聖書の内容が複雑に見えたとしても、聖書全体を通して味わえるものは、キリストによる救いです。キリストによるいろんな楽しみを知ることができます。聖書にある数えきれないほど多くの人や出来事が、何一つ無駄にならず活かされています。
キリストによる救いの味わい深さを、今日も楽しんでみて下さい。そして、繰り返し味わってみてください。