いかがお過ごしですか。羽生栄光教会の村田寿和です。
私たち人間に共通の問題として、死の問題があります。死をどのように理解するのか。それは、その人の生き方に関わる大きな問題です。
聖書の教えによれば、神様が造られた良き世界に、もともと死はありませんでした。死がこの世界に入り込んで来たのは、はじめの人アダムが罪を犯したからです。神様は、エデンの園で、アダムに一つの掟を与えられました。「園のすべての木から取って食べなさい。ただし、善悪の知識の木からは、決して食べてはならない。食べると必ず死んでしまう。」(創世記2:16-17)
ここで教えられることは、神の掟は人間の生き死にに関わる、ということです。神様は、アダムが掟を守って、命を得ることを期待していました。しかしアダムは、悪魔の誘惑に負けて、禁じられた木の実を食べてしまいました。それゆえ、アダムの子孫である全人類は、必ず死ぬ者となったのです。
しかし、最後のアダムであるイエス・キリストは、神の掟を完全に守ってくださいました。イエス・キリストは、十字架の死に至るまで、神の御心に従われたのです。それゆえ神様は、イエス・キリストを栄光の体で復活させられました。また神様は、イエス・キリストを信じる者たちに、死んでも生きる永遠の命を与えてくださるのです。